ふじ山と夢のはなし

きたきたきた、枝の季節!
落葉後の樹
枝のラインを見上げたら
もうほんとドキドキしすぎて
気がついたら、手がぎゅっと胸の前、祈りの形になっていた。
なんかアニメの中の夢見る少女みたいな自分が俯瞰で見えて笑った。


そういや、私は夢を思い描くのが苦手。
目標は立てられる、ほんの手が届きそうな近い未来の。
それは、ただのスケジュールと言えるかも。
でも、あなたはどうなりたいの?夢はなに?と、訊かれると途端になんにも答えられなくなる。
子どものときからそう。
漠然と大きく、「世界について」とかは言えるんだけど、「自分自身について」ってのがどうも難しい。

今取り掛かっているオーダー制作の関係で、最近、富士山のことばかり考えている。
その中で、“夢を描いてそこに向かう事“と、“富士山の山頂を目指して登る事“が、ふいに繋がった。


富士山は登ろうと思わないと登れない。
不意に登れるわけではない。
それなりの服装も靴も装備も必要だし、
体調も体力も、天候も、
自分のスケジュールだってそうだけど、
登山ルートが開通している時期だって限られているから。
日々なんとなく生きていて、気づいたら登ってるとかありえない。
あ、今から富士山の頂上まで登ろ、も、無理。

これ、夢にも言えるんだってわかかっちゃってドキッとしてる。
日々コツコツ生きていたら、気づいたら辿りついてるもんでしょって思ってたけど、
ちゃんと夢を思い描いてそこに辿り着ける準備をしていかないと無理なんだ。
いい大人になってから気がついちゃった〜。遅くない遅くない。
夢を描く。ちゃんと。
そんなの無理でしょと諦めたがる自分との闘い。
多分、夢を描けない根本は、自分自身に自信がないからなのかなぁと分析。
でも富士山登る!って、決めた時の自分は、登れる自信がなくても大丈夫なのよ。
登るまでの準備で自ずと自信は付いてくるとしか思えないから。
登れるように体鍛えていく訳だから。


あーいろいろわかってよかった。
自信がなくても夢を描こう。
今の自分とその夢が、かけ離れ過ぎてると思えても当たり前だし、自分で自分をバカにしないで夢を認めてあげよう。
夢を持つ。それが目標。目標はスケジュールだし、それは得意。
なんだ、これで夢も叶ったも同然ね!

YUKA

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